いい人女と口悪男


その一

「なんだ、露出狂」
「露しゅっ……!」

 これがあの人達の日常なんです。

その二

「当たり前だ痴女。このネタは死ぬまで言ってやるからな」
「きいぃぃいいぃぃいぃいぃいぃぃいぃいぃぃいいいい!! いっぺんその根性潰してあげますわ!」

 ほっんと、コイツはウザったい。

その三

「エロネタは人類共通の話題ですからね」
「この人たちもエロネタ推奨!?」

 どうして私の周りはエロネタ推薦な人ばっかりなんですか!!

その四

「月がある時でも油断するなよ?」
「ひぃぃっ!?」

 この人には一生逆らえる気がしません。

その五

「俺は正直者なんだ。根元が捻じ曲がって次元跳躍してるが」
「それはもっともな表現ですが……」

 文句あっか。

その六

「……この人、もしかして駄目男好き?」
「何か言いましたか? 愛衣」
「いえ、なにも」

 そう? 何か言っていたように見えたんだけど。

その七

「私はあの人がいいのです。彼しか考えられないのです。私の事を一番深く知っているのは、親であるあなた方ではなく、赤星宗司と言う他人なのです」

 もう決めたのだ。欲しいものを手放さないために。

その八

「いいえ、カエルではありません。マグロになりなさい」
「……付き合ってられん」

 ネジが飛んだとしか思えない。なんだ、カエルとかマグロとかってのは。完璧に頭おかしくなってやがる。



銃身シリーズ



銃身に篭めよ、その想い

「わたし、は……はな、離れるのが、嫌だった」

 こうして、一生の不覚にして、一生の幸運が私に降りかかった。

胸に眠りし魔物よ、叫べ

「あのね、エヴァちゃん。いちいち俺に頼みに来るのはそれはそれで嬉しいんだけどね? 俺のこと便利な道具って思ってなぁい?」

 限られた時間の中で、俺は成し遂げられるのか?

双翼の刃よ、煌け

「復讐はそんなにいけないことなのかい? ネギ・スプリングフィールド」

 私は、堕ちていく。